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個別指導の講師募集について

もう先月のニュースですが、

東京都の子供は、国から毎月お小遣いがもらえるとのこと。 お金を配るだけって、なんだかなー 自分は政治にうといので、踏み込んだことは言えないですし、頭の良い人たちの考えたことですから、それがベストなのでしょう。(嫌味に聞こえるかも…) 政策って、お金を配るだけじゃなくて、そのお金を使って、制度を作ることなんじゃないんですかね、って思いませんか?


ま、不慣れな時事ネタは置いといて、


個別の指導もそれと同じで、生徒が毎回同じところでミスしたり、解けない問題があるときに、ただ「気を付けようね。」とか「さっき解説したとおりね…こうやるんだよ」とかで済ますだけでは、指導ではないと思います。

二の矢、三の矢まで出して、解説したり演習したり、状況に応じて幾つかアイデアを出してこそ、個別の指導だと思いますね。


小学生さんの入塾が最近多いです。ありがたいです。

まだ大丈夫ですが、今後、わたしのワンオペで全ての授業が回せなくなってくる、その頃には、別なフレッシュな講師が数人入っていることでしょう。

今回は、その応募してくる講師向けのお話かもしれませんね。(まぁブログまでは読まないでしょうが。)

講師応募の人でなくても、個別指導の教室長はこういうことを考えて授業している、というのがわかるかも知れませんので、お読みいただければ幸いです。


まず、

小学生の算数、国語を教えるのは簡単だと思ったら大間違いで、小学生の指導ほど、先ほど言った複数のアイデアを出せる力が必要なのです。内容は中学高校より簡単かもしれませんが、出来るようにさせること、はまた別物なので。 小学4年生の子が小数をわからないとき、解説して、それでも分からなそうな表情をしているとき(その表情や雰囲気に気付くのがまず大事ですが)、二の矢三の矢、アイデアを出して解けるように導くのは、なかなか指導力が必要です。

生徒の性格やその単元の性質、解けていない具合など、状況はさまざまで、一概には言えないのですが、

例えば、二の矢では、「言い換え」(別な角度や言い回しでの解説)でわかってもらえるよう授業し、三の矢で、「適切な場所までさかのぼって演習をおこなう」とか、四の矢で、「今回の宿題の出し方や今後の授業方針の微調整」など、やるべきことがたくさんあります。

経験のある講師はごく自然にやっていることだとは思います。

もちろん、経験の少ない講師でそれはすぐにはできません。どうしても経験が必要な部分があります。講師によっては、ものすごく能力が高く、経験がなくとも「言い換えの能力」が非常に高い人もいますが。


自分が完璧な指導ばかりしている風に言っていますが、まったくそんなことはありません。

わたしも日々勉強です。長年の指導で共通する部分もたくさんあるのですが、個別指導というのは生徒ごとに微妙なニュアンスの指導があるので、初めて経験することも毎年出てくるのです。


梶ヶ谷校だと、保育園年長さんの指導は、初めての経験でした。(わたし自身とても良い勉強になりました。)中学校の部活によって、微妙に生徒の性格に違いがあったり。(例えば野球部って、縦社会なところがあるからなのか、学校ではひょうきんなタイプの子でも、個別の先生に対しては意外と固い態度をとったりします。素のやんちゃな性格は絶対に大人には見せちゃいけない、みたいな。もちろん生徒によりますが。こちらは野球部の顧問の先生みたいに怖い大人ではないので、もっとフランクにコミュニケーションをとってほしいんですけどね。その子の素の性格が見えないと、学習方針が微妙にずれる恐れもあるし…)


とにかく、個別指導塾(とくにうちの教室)に講師として応募してくる方は、上記を理解したうえで、来てくれると、ありがたいなーということです。さすがにいないと思いますが、「テキスト解かせて丸つけするのが仕事でしょ」とかいうのは、論外です。二の矢三の矢、アイデア出して、生徒をきちんと導ける力を、すぐにではないにせよ、いずれは身につけてもらいます。生徒によって性格が違うし、それによって指導方法を使い分けるのも大事ということです。


ま、色々たいへんなのが個別指導ですが、なによりそれが、この仕事の楽しさでもあるのです。



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