個別と集団の違い(個別に向いている子)
- 梶ヶ谷校 地元の個別指導塾
- 5 時間前
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集団塾からうちへ移ってくる子もわりと多いのですが、
個別に移ってくるということは、集団には残念ながらうまくフィットしなかったというわけで、
実際に授業をしてその生徒を見てみると、「この子、集団ではむずかしいだろうな、もともと個別向きだな」ということは、やはり頻繁に感じます。
それは学力面だけの話ではありません。
集団のなかで、(やや厳しく言うと)【放置】されていた子は、「こまやかな学力の積み重ね」に対する意識が、かなり低く、そこをだれかに指摘されてこなかったんだなぁと、実際に真横で教えるとよくわかります。
こまやかな学力の積み重ね、というのは例えば、
・ノートにきちんと整理しながら書いて、解いていく
・宿題を、ただの作業ではなく、きっちりやり切る
・遅刻をしない(授業時間を無駄にしない)
など、勉強の中身以外にも、たくさんあります。
こういう部分、おろそかにして、中途半端な姿勢が継続してしまうと、積みあがるはずだった学力もなかなか身についてきません。
うちではそうした勉強以外の部分も、みてあげたいと思い指導しています。
もちろん、うちで指導し始めても、なかなかすぐには改善しなかったり、
こちらも頭ごなしに注意しないようにしているので、厳しさが足りなかったか、一度伝えてすぐできるようになるほどスムーズに生徒の意識が変わらないことも、あります。
ただ、柔らかく何度も、気長に、根気強く指導し続けます。
なのですごく厳しい塾、というわけではないのですよ。
やはり個別指導なので、生徒1人1人と向き合うぶん、勉強以外の面でも、ここは改善しようよ、というところが目につき、導きたくなってしまうのです。
こちらのルールは絶対!みたいな頑固おやじの塾ではありませんので…。
例えば、最近もあったのですが、
毎回の遅刻が目立つ生徒について、その子の親御さんも、
「中2でちょっと多感な時期だから、大目にみてほしい。通い続けられることが、まずありがたいので…」
というご要望があり、そこはもちろん、聞き入れたりします。
毎回10分ほど遅刻しますが、まぁまぁしょうがない、勉強しに来てくれただけでもいったんOK、いずれはちゃんと時間内に来られるようになろうね、くらいで接します。
今後、もしその子にとって別な良いアイデアが浮かべば、それを提案していくかもしれません。
このように、ご家庭の要望があれば、こちらの考え方とすりあわせながら、対応しています。
集団に放り込んでも、うまくやっていける、身の回りの自己管理がしっかりしていて、学力を自力で伸ばしていける、そういう子は、集団塾でもやっていけますし、ぶっちゃけ親御さん的にもコスパは良いと思います。
ただ、放っておくと心配…なお子さんは、ぜひうちにいらっしゃってください。
勉強はもちろん、通塾にかかわること全般、ていねいにみていきますよ。
* * *
余談
先日、塾用教材会社の方と話をしていて、言われたこと。
地元個別の校長からは、
「○○すると保護者さんからクレームがくるから…」
とか
「△△すると退塾につながるから…」
みたいな
他の塾の校長がよく話すセリフが、まったく出てこないですね、と言われました。
確かに…
というか、そもそもクレームとか退塾を気にかけて仕事していないな、と気付かされました。
結局、○○するとクレームが来る、△△すると退塾につながる、という考え方の根底にあるのは、
たくさんの生徒を集団としてみて、管理しているだけ、というのがまずあると思います。
ひとりひとりの生徒・親御さんとしっかりコミュニケーションをとっていないから、クレームや退塾を一般化する考え方になっているのかと。
ひとりひとりに綿密に対応していれば、
「この子、いくらこちらから色んなアイデアを出してベストを尽くして指導してはいても、なかなかうまく上向いていかないな…」となるときはあっても、
クレームや退塾につながることを先に気にして、それによって行動を決めたり変えたりする、という順番にはならないんですよね。
(偉そうに言うと、そういう塾はポリシーが無いですね…と思っちゃいます)
まぁ、こちらも経営上、退塾については、普段まったく頭をよぎらないかというと、それは違いますが、
まず目の前の対応にベストを尽くすこと!が先ですね。そのうえでも、ご期待に沿えなかったら、そのときは仕方ない、という感じで仕事しています。





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