3時間半やりました。
筆記試験終了日の、夕方のことです。
翌日は面接本番でした。こちらも楽しかったので、良い時間でした。
こんなに面接練習やるとは思っていなかったのですが、いざ面接予行演習してみると、ある中3生の受け答えがまるでなっていなくて、このままじゃあ面接本番に送り出せないとなり…
まずはわたしとの普通の会話のなかで、なぜその高校に行きたいのか、その高校でいちばんやりたいことは何かなど、色々聞き出して、わたしがメモして、そのわたしのメモをもとに、面接での受け答えの文言をあらためて書いてもらいました。
書いてもらったものを、ストーリーを一貫したものにこちらで添削して仕上げて、できるだけ内容を具体的にして、また覚えてもらって、実際演習して、という感じで…
先週と先々週の中3テスト会のときに面接演習もおこなったのですが、その時は、その生徒わりと面接の受け答えもきちんとしていたのに、時間が経って内容すっかり忘れていたんでしょうね。
まぁ面接で、たいして差はつかないですが、これはマズイという生徒は流石に最低限までもっていきますよ。
一部の高校では面接で差がつくという話がありますが、それは例えば、今回みたいな生徒がなんのフォローもされずに本番に送り出され、面接で相当やらかし、一方でもともと面接の得意な子が万全の対策をした状態でのぞんだとしたら、この2人の比較だと、さすがに差は付きます。 逆に言えば、これくらいでないと差がつかないということです。川崎市だと、ちょっと面接の評価にバラつきがあるのは、幸高校と高津高校くらいですかね。
来年はどうなることやら。
結局、高校受験の面接って、会社の面接ではないので、中3生相手に、質問を深掘りできないんですよね。
受験生の答えた内容に、ふたつみっつ、畳みかけるように質問しても、中3生はうまく返答できないし、そこまで考え抜いた上で志望校を選んでいるわけでもないので、そもそも答えの用意がないことが多いです。
高校側もそれを知っているので、形式的な、一問一答みたいな質問をして、終わり、という流れになり(多少、話を膨らまして聞いてくることもあるでしょうが)、面接で差がつきにくい、というよりも、中3相手の面接で差をつける採点がそもそも行いづらいということだと思います。
つっこんだこと聞けないんですから。
2024年度の話は、その子の素上が測定しづらい面接をするくらいなら内申に比重かけた方が良い、という判断もあるのでしょう。
でも面接練習って、こちらとしては楽しいんですよね。
雑談みたいなコミュニケーションだと、「だから俺は○○高校に行きたいんですよ」とか「高校ではこういうことやりたいんですよー」とか良いこと言うのに、かしこまって「志望理由は?」ときくと、とたんに皆かたくなって同じような抽象的な文言ばかり使い始めます。
それを治していく指導って、楽しいですね。
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