ほとんどの高校が、やはり面接廃止ですね。
以前は、
内申:学力:面接の比率が
4:4:2(標準型)
3:5:2(学力重視型)
の2パターンが多かったのですが、ではでは、今後面接がなくなり、面接の「2」のぶんの比率をどう配分するかという問題。
◎もともと4:4:2(標準型)だった高校
→今回、内申:学力が、5:5になった高校が多いです。(新城、生田、高津、川崎北など。)
面接の「2」を、内申と学力に均等に割り振ったわけです。
一見すると、内申が全体の半分も割合を占めることになりました。
ただ、以前の4:4:2のときも、面接2がほぼ差のつかない勝負だったことを考えれば、そのときから実質、内申:学力の半々の割合だったようなものなので、まぁ、そんなに「おおごと」ではないかと思います。
◎もともと3:5:2(学力重視型)だった高校
→今回で内申:学力を4:6に配分しているところが多い…これも面接「2」のぶんを均等に割り振ったわけですが、そうすると比率的に、内申の比重が従来より増えちゃいます。多摩と住吉がそうなりました。学力重視が若干薄まった、ということです。
◎おもしろいのは、橘高校(以前は4:4:2標準型)ですね。
面接残しで、内申:学力:面接を、4:6:2の配分。1200点満点でこの割合です。
これ、要するに、
内申:学力:面接が、
33%:50%:16%
になります。
この比率、めっちゃ良くないですか?
面接を残しつつ、学力をちゃんと重視した構成に仕上げた感がありますよね。
もともと4:4:2だったところを、面接2のぶんを学力に全振りして、かつ、特色枠で面接を残すという。
以前、他校の、学力重視型3:5:2比率でさえ、なんだかんだ面接が20%も占めていて(というか決まりで最低でも20%以上にしなければいけない)、面接比率ちょっと多いなーというところを、
橘高校、それをうまく、面接の比率を16%に落としつつ、残した、という感じがして、
お、なんか神奈川で一校だけおもしろいじゃん!と思えました。(←偉そうに…)
以上、選考基準変更への雑感でした。
【余談】
前から思っていたことですが、
どの個別指導塾でも、小→中→高の順に、月謝が高くなりますが(というかうちも、そうなのですが)、そもそも論で、何故でしょうか。
小中高、みな同じ値段でも良いのでは?同じ80分ですし。
高校生の月謝は高いですね。それは高校生の学習内容を教えられる人が少ないから?…いや、小学生の学校補習を教えられる人も少ないですよ。わたしも、「この先生、高校数学を教えるのは良いけど、小学生任せるのはちょっとなぁ」みたいなことよくありましたし。※今いる講師の話ではありません。
ちなみに、個別指導塾で、講師が高校生を任されるからといって、給料や時給が上がるわけではありません。小学生相手でも高校生相手でも、同じ時給で働きます。ほぼ全ての個別指導塾で、間違いなくそうです。つまり、そうしたコストが月謝に反映されているわけではないのです。
じゃあ何故、学年が上がると月謝も上がるのか?
まぁ、おそらく理由としては、学習内容の高低に、月謝が準じているだけだと思います。小学生の算数より高校数学が難しいでしょ?みたいな。難しい内容を教えるから、そのぶんの月謝を頂きます、ということですね。
実際は、一般的な公立高校の生徒に数学を教えるより、勉強が苦手・嫌いな小学生に算数を教える方が、よっぽど難しいし、スキルもいるし、仕事量多いんですけどね。(それがやりがいでもあるし)
じゃあ指導難易度に応じて、生徒によって月謝を調整する?…それは現実的には無理なので、
個別指導塾は、「学年関係なく月謝一律!」でもおもしろいのかなと、思ったりします。
余談でした。
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