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さいごのチャレンジ受験

さて、公立高校の倍率発表ですね。


いまうちにいる生徒によると、ある同級生の受験生が、 内申32ほどで、新城高校に出願したらしい、とのこと。 その子、中2・中3の内申が、平均32ほど。 ただし、学力は高いらしく、過去問でも370〜390とれるらしい。2次選考ねらいらしい、とのこと。


追跡調査のデータを見ても、こういう生徒さんは毎年います。


本当に過去問でしっかり安定してその点数が取れるなら、2次選考で受かるかも知れません。


ちなみに新城だと、1次選考での合格基準は内申40弱欲しいです。 内申32ほどだと、1次選考で新城に受かるのは相当厳しいです。1次での合格者を、筆記で70点ほど上回らないと、受かりません。(合格最低点+70点でさえ、450点くらいになりますから…相当大変です…)

ただ、先ほど言ったように、過去問で380点以上を安定して取る実力があれば、2次選考でのチャンスも、わりとあるのかな、と思います。

その子、ぜひ頑張ってほしいです!(集団塾に通っているみたいですが、)うちの生徒でなくても、もちろん受験生はみんな応援しています!



ただ、今回お話したいのはそこではなく、

こうした内申と実力にギャップのある「チャレンジ受験」についてですね。


※以前のブログでも、公立高校の面接廃止で2次選考の良さがなくなるのは本当か?という旨の記事を書きましたが、それと被る内容になると思います。



内申は足りないが、上位校にチャレンジしたい、という「公立高校チャレンジ受験」。

現行の制度で、2次選考だと、内申は加味されません。よって2次選考の筆記+面接のみで勝負!実力さえあればそこで受かるかも!というわけです。

ところが、2024年度からの公立高校の面接廃止で、これが、「筆記+面接だけ」の勝負から、「筆記+調査書の「主体的に学習に取り組む態度」の得点」の勝負になりました。

つまり、実力勝負の色合いが薄まったわけです。学校での態度が、結局見られてしまうのです。来年からですね。


これに、神奈川県の色々な塾さんもブログなどで、「2次選考の良さがなくなる」「実力勝負の2次選考をうちは強みにしていたのに」「この制度変更は大問題だ」云々、書いているのですが…


わたしが思うのは、


結局、チャレンジ受験は、内申と学力のギャップが原因ですよね。


学力に対して、内申が低かったということです。もっと言えば、通っていた塾が、長い目で見てその子にきちんと学力に見合った内申をとらせてあげられなかったということではないですか?


今回の新城の子も、過去問で筆記380点ほどとれる実力を有していながら、内申は32しかなかったのです。実力に見合った内申をきちんと取れていれば、そもそもチャレンジ受験する必要もなく、真っ当に1次合格を目指した新城高校志望になったかも知れないのです。


その子は皆がよく知っている集団塾通いらしいですが、

集団塾なども、2次選考万歳!みたいな、筆記で点を取らせるのは塾の指導の醍醐味みたいな、そんな話をしている場合ではなくて、それだけの実力を有している子に、その実力に見合った内申をきちんととらせてあげられなかったことを申し訳なく思うべきなんじゃないかと、思いましたね。(わたし偉そうですかね…うちの教室のハードルをぐんぐん上げている気がして不安ですが…)


まぁ、塾さんの立場からしても、生徒の入塾したタイミングだったり、副教科までサポートするのは至難の業(個別塾でもそうです。)だったりで、内申をフルサポートできないのは、仕方ないかもしれませんが。


ただ、個別指導塾のアピールをさせてもらうと、個別指導塾では、こうした内申と学力のギャップが生じにくいと思っています。その生徒の性格やご家庭の雰囲気まで把握したうえで、学習をサポートしていくので、内申が重要だというのも普段から自然に生徒に伝わっていますし(中2生には内申の重要性についての生徒個別面談をします)、モチベーションの管理や、志望校の話、内申に関わる定期テスト前の学習の進捗など、こまめにコミュニケーションをとりますから、実力に反して、学校の提出物や態度がちゃらんぽらん、みたいになりにくいんですよね。集団塾から個別塾にうつってきた保護者の方も、「うちの子が精神的に安定した。勉強の事で、親子でもめることがなくなった」と言って頂けます。

個別指導だと、勉強だけ教えて学力だけ上げさせればいい!とはならないので、生徒も精神的に安定して学習を継続し、実力に見合った内申をきちんと取ってくれていると思っています。

内申は低いけど塾内模試ではメチャ偏差値高いみたいな、集団塾に小数いそうな生徒は、生まれにくいということです。(実はわたしも中高でそういう生徒だったので、よくわかるのです…)



だいぶ自塾のハードルを上げましたね…

でも、それくらいの誠意と実力でサポートしているつもりなので、大丈夫です!



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