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1:2の指導の良さ

個別指導塾には1:1から1:4くらいまで、同時に生徒を何人教えるか?によってスタイルが違います。

でも一般的には1:2が多いかな、という印象です。

講師1人が生徒2人を同時に教えていくスタイルですね。うちもそうです。


ではズバリ、1:2が、1:1完全マンツーマンより勝る点はあるか?

⇒あります。 隣に他の生徒がいることが、お子さんへのちょうど良い刺激になります。 自分が演習中、講師が他の生徒に解説したり、雑談をしているのが程よいBGMになるのです。 生徒によっては、沈黙のなかマンツーマンつきっきりで指導されるより、1:2が良いと思っている子もわりといますからね。

1:1だと、生徒の書く音まで聞き落さず、どこで手が止まっているかまで分かった上で指導できる、なんてよく言いますが、そのマンツーマンの空間が生徒によってはプレッシャーになりかねません。


1:1マンツーマンではあまり積極的に話してくれなかった子も、1:2で、講師が他の生徒と雑談を挟んでいるのを見て、心の余裕ができるのか、講師とコミュニケーションをとるようになったりとか、多いですよ。


逆に、「隣の子、黙々と解いてるな。ヤバイ集中しなきゃ」なんかも、良い効果と言えるでしょう。

とくに隣の生徒が受験生だと、ちょっとした会話の情報が耳に入るだけでも、自然と刺激になっているものです。


1:1にこだわっている塾もありますけどね。 理数個別指導学院さんとか。宮崎台にありますよね。むかし、理数個別の方とすこしお話したのですが、ほんとにプロって感じでした。 他塾を褒めるのも、あれなんですが、理数個別は、良い意味でかなりお固い塾ですね。完全1:1で、黒板付きの半個室みたいなブースでマンツーマン授業。社員が教えることがほとんどで、社員の教務力も高い。

その方の話では、「保護者から電話で問い合わせがきた時点で、例えば小5でサピックス通ってるんです、と電話で言われたら、サピのどのクラスですか?では○○先生に算数教わってますね?いま△△の単元ですね?」のように、トークができるとのこと。 教務的知識があってこその営業力なので、素直にスゴイなぁって感じです。 理数個別指導学院さん、保護者面談スペースに黒板があって、保護者相手にも、黒板を使って授業のように解説するみたいです。 「面談で保護者を感動させられる」と言っていました。


わたし個人的には、理数個別さんは、ほとんどの個別指導塾の上位互換みたいな存在だという印象がありますが、実際どうなんでしょうね。そのぶん料金もやっぱり高いですからね。


ただ、上のエピソードでもわかる通り、理数個別さんのターゲットにしている生徒は、難関中学受験・高校受験・中高一貫校生指導などの偏差値上位タイプの生徒さんです。

うちみたいな塾は学校フォローがまず必要な生徒さんが多いので、理数個別さんとは違った生徒さんを対象にしています。


1:3の指導についても触れておきます。 梶ヶ谷にも、ありますよね。1:3がベースの個別指導塾さん。そこも社員のみがしっかりと教えていく、とのこと。 でも、1:3ですからね。個別で教えた経験のある人ならすぐわかると思いますが、3人同時に教えるのは、可能ではありますが、授業のクオリティは絶対に落ちますよ。


去年でしたか、うちに面談にいらっしゃったあるお母様が、「近くの塾に面談に行ったら、宮崎中の数学は進度が早いので、週に2コマは受講してほしいと言われた」とのこと。 ま、この話が、その1:3ベースの塾のことなのか、わかりませんが、たぶんそうじゃないかなーと思っています。 結局、1:3だとしっかり教えられないので、1教科で週2回も授業が必要になってしまうのです。あるいは強引に授業をとらせたいというのも、あるのでしょう。


授業料の点でも、1:3は1:2より少し安い設定になっているところが一般的です。 1:3で効率よく個別指導してくれるなら、コスパ良いでしょ?みたいなことを面談で言うのだろうと思います。(演習時間の確保が何より大事とかなんとか) ただ、上の話のように週2で取らされたら、結局、倍のお金かかってきますよね。(笑)


ちなみに宮崎中は取り立てて進度が早いわけではありません。

週1コマ80分あれば、ほとんどの生徒は大丈夫ですよ。



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