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正しい塾選びとは?

久しぶりに友人と会ったりして、

ちゃんと美味しいもの食べたいなーと思ったとき、どうしますか?

チェーンの居酒屋より、良さげな個人の居酒屋を探しません?


それが居酒屋選びの正しい判断だと思うのですが、


一方、塾になると、事情は逆で、

チェーンにすぎないものが「大手」と呼ばれ、充実したサービスを提供していると勘違いされ、まず塾選びの第一候補になるようです。


不思議です。


塾業界の内部を知っているこちらとしては、「いや、ホント、実際ちがうのに…」と思うことを、うちの塾に問い合わせしてご来塾いただいた保護者様から、何度も同じような質問を受けて、わりと食傷気味になっているこの頃なのです。

「大手」「大手の塾」と言いますが、それって、ただの「チェーン店」ですよ。


別にうちの塾が、梶ヶ谷界隈でいちばんと言っているわけではありません。

「大手だから」、という前提に、いろいろと勘違いが含まれている、ということを言いたいだけなのです。(逆にチェーン店でも良い店もある。)


なぜ塾選びについてばかりは、こうした事実との認識のズレが起きるのか、

それはやっぱり、「塾というものが多くの人にとって身近な業界ではない」ことが原因だと思います。

個別指導塾が流行りだした年代は、わりと最近です。

わたしも学生のときは個別指導塾には通いませんでしたし(というか近くになかった…)、いまの親御さんの世代も、自身が個別指導塾に通った経験はないのが普通だと思います。気付いたらいつの間にか個別指導塾の業態がわんさか出来ていたって感じでしょう。いざ自分の子供を通わせるとなったときに、やっとこの業界と接点ができる、そして、接点はその時しかないので、業界について詳しく知らずに来て去っていくのは当然なのです。


飲食店の例えばかりですが、

どこにでもある手頃な焼き肉チェーン店が、メチャメチャ美味しそうで良さそうなお肉の写真で広告を出していたとしても、「実際はまぁ、写真通りではなく、たいしたことないだろうな」と正しい判断ができるわけです。

それは、身近な飲食店という業界だから勝手を知っているからですよね。


ただこれが塾になり、チェーン店が広告やらCMやらホームページで、いかにも”できそう”なイメージを出していると、「なんか大手ってちゃんとしてそう」という勘違いが生まれます。

飲食店と違って、塾という業界が多くの人にとって身近でないし、内部事情を知らないからなんです。

なんとなく、圧倒されているだけなのですよ。


ま、伝えたいのは、大手だから、という前提をなくして、その店そのものを見て判断したいですね、ということです。


(面談でたまに言っていますが、)このへんだと、スクール○Eさんはもしかしたら良い塾なのかな、と勝手に思っています。○Eさんはもちろん大手です。しかしわたしが良いと思う理由は、大手だから、ではなくて、梶ヶ谷でもう20年近くやっているからです。教室長がどれくらいころころ変わるのか、知りませんが、何年も同じ教室長さんだったりしたら、それはもう、教室にかなりのノウハウが蓄積されていることでしょう。それは、素直に尊敬です。うちもそうなれるよう頑張りたい、と心から思えます。大手だから、ではまったくないのです。


市民プラザ通りの塾さんは…あやしいものだと思っています。

1:3の指導の時点で、しっかり教える気持ちは薄いでしょう。(1:1や1:2のコースもあるみたいですが、1:3がベースみたいですから)

これはまた別の機会に詳しく書きますが、個別指導の多くが講師1人に生徒2人までの1:2です。うちもそうです。1:1と1:2の壁は、そこまでありません。クオリティを落とさずに、2人まで同時に教えられます。ただ、経験上、1:2と1:3の壁は、そうとう高いです。3人同時だと、ひとりひとりにまともに教えられません。その塾さん、1:3をベースの指導に据えている時点で、売上>指導の会社なんでしょう。


正しい塾選び、というタイトルにしましたが、

近くの個別指導塾を複数みて、どこが自分の子をしっかり面倒見てくれそうか、教室長にしっかり質問して、体験授業を受けて、バリっとスーツを着た”できそう”な教室長に圧倒されることなく、見極めていただきたいと思います。(ちなみにわたしはオフィスカジュアル程度の服装で接客いたします。)



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